新しい曲げ合板

今まで難しかった、構造上にも優れた曲げ合板をデザインしてみました。見た目も感触も柔らかなファブリックみたいですが、合板からできています。合板と発泡材を積層し、NCルーターで切れ込みを入れて柔軟性を持たせた、これまでにないフレキシブルな合板の構造です。数年にわたる合板研究の結果、ついにプライプロジェクトが曲げ合板の新しい「かたち」を見つけました。今まで硬かった合板が、やわらかな合板になりました。
素材の用途

木製のアール壁と天井の
デザイン

建築家アルヴァ・アアルトの作品に見られるような、アール壁や天井を音響エレメントとして用いるデザインに興味ありませんか。アール壁をデザインして作ろうとすると面倒くさくないですか。もし、簡単に曲がる木材があるなら助かりませんか。アアルトは約100年前にオリジナルのアール天井を設計していますが、現在になっても、ほとんどの建築家がアアルトのアール天井をデザインに取り入れることはほとんどありません。それは、このデザインが特殊な「かたち」であったためです。熟練の職人による特殊な木材の加工技術が必要で、非常に手間がかかるからです。曲げ合板を使うことで、職人の木工技術なしで、どんなアール壁や天井も作ることが出来るようになりました。
さらに詳しく
素材のイノベーション

合板と発泡材の
サンドイッチパネル

曲げ合板は、合板と発泡材の層からなるサンドイッチパネルの構造になっています。それぞれの素材の特性をうまく組み合わせることで、バランスのとれた柔軟な建材となり、ひとつの新しい「かたち」が生まれます。合板がファブリックのような柔らかな素材となり、今までになかった新しい感触をもたらします。フレキシブルに使えるモダンな壁パネルにより、あらゆるアール壁や天井が作れるようになり、建築の音響エレメントになりました。ファブリックみたいな感触の木材が、自然の美しさ、豊かさを演出します。そんな自然を感じる空間づくりを提案してみませんか。
素材の特性

柔らかくて軽量な
木材パネル

合板と発泡材の素材の特性を曲げ合板に組み合わせることで、今まで硬くて重かった木材パネルを、柔らかくて軽量にすることが出来ました。フレキシブルな合板を開発するための課題は、合板と発泡材の素材の特性を知ることと、適切なバランスを見い出すことでした。素材を積層・分離させることで、曲げ合板の新しい「かたち」を見つけました。合板と発泡材を特殊な接着剤で張り合わせることで、合板の構造強度と発泡材の柔らかさを兼ね備えた、そんなサンドイッチパネルになりました。
素材の感触

自然を感じる曲がる木材